GoldSky EA MT5レビュー|ゴールドM1トレンド+マーチン的ロット増加EAを検証

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EAの概要

マーチンゲール あり
グリッド なし
スキャルピング なし
通貨ペア XAUUSD
タイムフレーム 1M
開発者 Alno Markets Ltd(Gregory Hay)

各項目の評価とコメント

リスク構造・破綻耐性 スコア 5 / 35

トレンド方向にエントリーし、全トレードにストップロスは入っていますが、損失のあとにロットを4倍へ増やす“マーチン的”な資金管理を行います。典型的な倍々マーチンではないものの、連敗時には数千〜1万ユーロ規模の損失が一度に出るリスクがあります。ロットを上げすぎると口座破綻の可能性もあるため、「低ロットで付き合える人向け」のEAです。

フォワード信頼性 スコア 15 / 25

約98週間のフォワードでは、初期7,500ユーロから+1,300%超の成長と勝率9割以上を記録しており、現時点のパフォーマンスは非常に優秀です。一方で、平均損失は平均利益の7倍以上・ワーストトレードは約7,000ユーロと、大きな損切りを前提とした成績でもあります。「今のところは好調だが、将来も同じように続くとは限らない」という前提で見るべきです。

収益性・期待値 スコア 10 / 20

フォワードとバックテストの両方で、PF1.4〜1.5前後、勝率8〜9割と、コツコツ利益を積み上げる力はあります。20年バックテストでも約3,000ドルの純利益と緩やかな右肩上がりを確認できました。ただし損失時のロット増加により、一度の負けで数百〜数千ドルを失う場面もあるため、「緩やかな増加+ときどき大きな減少」という利益パターンになります。

再現性 スコア 5 / 10

ゴールドM1の短期売買で、推奨はスプレッド10〜20セント程度のRAW/ECN口座とされています。実際の成績はスプレッド・約定速度・スリッページの影響を強く受けるため、条件の悪いブローカーでは開発者の成績を再現するのは難しいでしょう。利用前に、自分のブローカー環境で十分なバックテストとデモ検証を行うことが必須です。

検証プロセス スコア 4 / 10

筆者がフォワード履歴のチャート表示と20年バックテストを行った結果、開発者の説明どおりトレンドフォロー型である一方、損失後にロットを大きく増やす“マーチン的”挙動が実際に確認できました。公開ページではリスク面の説明がやや控えめで、ロット増加の危険性は分かりにくくなっています。購入検討時は、公開成績だけを鵜呑みにせず、自分で長期検証とDD許容額のシミュレーションを行うことを強く推奨します。

この記事を書いた人

Tetsushi O-nishi

FX市場のシステムトレーダー/MQL5プログラマー/EA(自動売買システム)開発者
2021年からEAの開発を開始。数々の戦略を構築→バックテスト検証し、堅守性(ロバストネス)を重視した開発を行う。
自作EAを10個以上リアルアカウントで運用中。

免責事項
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘や助言を目的としたものではありません。FX取引にはリスクが伴います。投資に関する最終決定は、ご自身の判断で慎重に行ってください。

フォワードテストの分析(2025年12月時点)

約2年で+1,300%超の成長だが「リスク構造」に注意

本記事執筆時点(2025年12月)で、GoldSkyはMQL5上で約98週間にわたりフォワード運用が継続しています。初期入金は7,500ユーロ、累計利益はおよそ82,484ユーロ、成長率は+1,327%と、数字だけを見れば非常に力強い成績です。途中で37,500ユーロの出金が行われているため、現在の口座残高は約52,484ユーロになっています。

残高曲線を見ると、大きな崩れは今のところ一度も発生しておらず、多少の調整局面を挟みつつも、全体としては右肩上がりで推移しています。ただし後述するように、この成績は「高勝率+マーチン的なロットコントロール」の組み合わせによって実現している側面があり、見た目以上にリスクが内包されている点には注意が必要です。

2025年12月時点のGoldSky MQL5シグナル統計画面。トレード数や勝率、ドローダウン、プロフィットファクターなど最新のフォワード成績が表示されている。
GoldSkyのMQL5シグナル統計(2025年12月時点)。勝率9割超・最大ドローダウン約15%と、現時点では安定して右肩上がりのフォワード成績を維持していることが分かります。

勝率9割超と平均損失の大きさ

統計データでは、総トレード数1,368回のうち、勝ちトレードが1,248回(91.22%)、負けトレードが120回(8.77%)と、フォワードとしては非常に高い勝率を維持しています。一方で、平均利益は約+219ユーロに対し、平均損失は約-1,593ユーロと、負け1回の大きさが勝ち7回分以上に相当する損益構造になっています。

ベストトレードは+2,906ユーロ、ワーストトレードは-6,992ユーロで、「小さな勝ちを積み上げる一方で、ときどき大きな損切りが発生する」タイプのEAであることがはっきり分かります。プロフィットファクターは1.43と、突出して高いわけではないものの、高勝率+高頻度のトレードでトータル利益を確保している形です。

損失後にロットを4倍化するマーチン的挙動

GoldSkyのMQL5トレード履歴画面。直前の損失後にロットサイズを4.00に増やし、そのポジションで約-1,742ユーロの損失が発生しているマーチン的な挙動が確認できる。
GoldSkyのMQL5トレード履歴。通常は1ロットでエントリーしているが、損失後にロットが4.00に増加し、そのポジションで約-1,742ユーロの損失が発生していることから、実運用ではマーチン的なロット増加ロジックが使われていると分かります。
トレード履歴を細かく確認すると、損失直後のトレードでロットサイズを大きく引き上げる“マーチン的なリカバリー”が確認できます。具体的には、通常は1.00ロットでエントリーしているところ、直近で損失が出た後のトレードで一時的に4.00ロットに増加し、そのまま約-1,742ユーロという大きな損失を計上している箇所があります。

表面的には「グリッドやマーチンを使っていない」と説明されることが多いものの、少なくともフォワードの挙動を見る限り、負けた直後にロットを4倍にすることで損失の取り戻しを狙う設計になっていると考えられます。これは典型的なフルマーチンほど極端ではないものの、「負けたときにロットを増やす」という意味では、マーチン系EAと同様のリスク特性を持つと言ってよいでしょう。

このようなロットコントロールは、連敗が短く済んでいるうちは高勝率と相まって口座を急速に増やしてくれますが、想定以上の連敗や急激な値動きが重なると、一気に大きなドローダウンを生む要因にもなります。現在までのフォワードでは最大ドローダウンが約15%に収まっていますが、マーチン的な挙動を前提にすると、今後も同じ水準で収まる保証はありません。

ドローダウンと運用スタイルの評価

最大ドローダウンは残高ベースで15.61%(約8,542ユーロ)、リカバリーファクターは9.65となっており、「これまでのところ」はドローダウンからの回復力も含めて優秀な部類と言えます。ただし前述の通り、損失後にロットを4倍化する挙動がある以上、将来的に同程度のドローダウンで済むとは限らず、「たまたままだ大きく崩れていないだけ」という見方もできます。

トレード頻度は週あたり約27回、平均保有時間は23分と、M1足を使った短期デイトレ~スキャルに近いスタイルです。オーバーナイトポジションを基本的に持たず、アルゴリズム取引率は99%と、ほぼ完全自動売買で運用されています。短時間でトレードが完結する点や、これまでのフォワード成績だけを見れば魅力的なEAですが、「高勝率だがマーチン的なロット増加を行うEA」であることを理解したうえで、どの程度のドローダウンまで許容できるかを自分なりに決めてから利用を検討するのが安全だと感じます。

以上が、2025年12月時点のフォワードテストから読み取れるGoldSkyの特徴です。この先のセクションでは、バックテストやロジックの仕様も踏まえて、この成績がどこまで再現可能なのか、より踏み込んで検証していきます。

バックテスト結果の分析

検証のために実施した20年バックテストの条件

まず、開発者の公開情報だけでなく、実際の挙動を自分の目で確認するために、私自身がMT5でバックテストを行いました。テスト条件は以下の通りです。

  • 期間:2005年1月1日〜2025年11月28日(約20年分のデータ)
  • 通貨ペア:XAUUSD(ゴールド)
  • 初期残高:10,000USD
  • ロットサイズ:テスター設定上は固定0.01ロット(負けの後、増加)
  • その他のパラメータ:すべてデフォルト設定
  • スプレッド:60ポイント(やや広めに設定)
2005年から2025年までのGoldSkyバックテスト残高曲線。大きなドローダウンを挟みつつも、全体として緩やかな右肩上がりで推移している。
GoldSkyを初期残高1万ドル・スプレッド60ポイントで20年バックテストした結果の残高曲線。ところどころ数百ドル規模のドローダウンがあるものの、長期的にはコツコツと残高を増やしていることが分かります。
GoldSkyバックテストのMT5統計レポート。純利益約3,115ドル、総トレード数1,559回、最大エクイティドローダウン約1,012ドルなどの数値が表示されている。
初期残高1万ドルで約20年間バックテストした結果、純利益は約3,115ドル、最大エクイティドローダウンはおよそ1,012ドルという結果に。勝率は8割半ばと高く、コツコツ型だがドローダウン時には1,000ドル前後の含み損が発生していることが分かります。

スプレッドをやや厳しめに設定したうえで、20年分という長期データを通して「どの程度一貫して利益を残せるか」「どのくらいのドローダウンが発生するか」を確認することを目的としました。

20年間で約3,100ドルの純利益と緩やかな資産曲線

バックテストの結果、初期残高10,000ドルに対して総純利益は約3,115ドルとなりました。残高曲線を見ると、途中にいくつかのドローダウンはあるものの、全体としては緩やかな右肩上がりを描いています。大量のポジションを同時に抱えるタイプではないため、長期にわたって大崩れする場面は少なく、基本的には「コツコツ利益を積み上げていく」挙動です。

統計データでは、総トレード数は1,559回、勝率はショート約85%、ロング約86%と、フォワードと同様に非常に高い勝率を示しました。プロフィットファクターは1.57で、勝率とトレード頻度の多さを活かして、トータルで利益を積み上げている形です。

ドローダウンは約1,000ドル規模、絶対金額ベースでの評価

残高に対するパーセンテージではなく、絶対金額ベースでリスクを確認すると、エクイティの最大ドローダウンはおよそ1,012ドルでした。初期残高10,000ドルに対して、最大で1,000ドル前後の含み損を抱える局面があったというイメージです。

この程度であれば、「ロットを上げすぎなければ致命傷にはなりにくいが、1,000ドル単位の浮き沈みは覚悟が必要」というレベル感と言えます。とくにゴールドは瞬間的な値動きが大きいため、ニュースや急変動が重なると、同程度かそれ以上のドローダウンが発生する可能性は常に残っています。

ロット増加は“マーチン的”だが、フルマーチンではない

トレード履歴を詳しく見ると、テスターの設定では「固定0.01ロット」としているにもかかわらず、実際の取引ボリュームは0.01ロットから0.25ロット程度まで段階的に増減していることが分かります。これはEA内部の資金管理ロジックにより、損失後にロットを増やして損失の一部を取り戻そうとする“マーチンゲール的な挙動”が組み込まれているためです。

GoldSkyバックテストのトレード履歴一覧。ボリューム列に0.01〜0.25ロットまで段階的にロットが増減しており、損失後にロットを増やすマーチン的な挙動が確認できる。
GoldSkyバックテストのトレード履歴。設定上は0.01ロット固定だが、実際には0.05ロットや0.25ロットまでロットが増える場面があり、損失後にロットを引き上げて回復を早める“マーチン的ロジック”が組み込まれていることが分かります。

ただし、典型的なマーチンゲールのように「負けるたびにロットを倍々にして、前回までの損失を一撃で完全に取り戻す」設計ではありません。ロットは段階的に増加しますが、前回の損失を100%取り戻すことを目的としたフルマーチンではなく、あくまで“損失後にロットを増やして回復を早めるタイプ”に留まっています。

とはいえ、「負けたあとにロットを増やす」という発想自体がリスクを押し上げる要因であることに変わりはありません。連敗が重なったり、相場環境が一時的に合わない局面では、増加したロットで連続して損切りになる可能性もあります。その場合、1回あたり数百ドル規模の損失が数回続くことになり、先ほど触れた1,000ドル前後のドローダウンは、そうした“ロット増加局面での連敗”が反映された結果と考えられます。

バックテストから見える「期待値」と「許容すべきリスク」

20年という長期のバックテストで、約3,100ドルの純利益と最大1,000ドル前後のエクイティドローダウンという結果は、「時間をかけてコツコツ増やしつつ、ときどき数百ドル単位のドローダウンが発生するEA」という性格を示しています。

勝率の高さと緩やかな資産曲線だけを見ると非常に魅力的ですが、その裏側には「損失後にロットを段階的に増やすマーチン的ロジック」が存在しており、相場環境次第ではドローダウンがもう一段階大きくなるリスクも想定しておく必要があります。バックテストの結果から言えるのは、このEAは“ゼロカットを覚悟するような超ハイリスクEA”ではないものの、「ロットを上げすぎなければ付き合えるが、ロット管理を誤ると一気に口座を削る可能性があるタイプ」だということです。

このバックテスト結果をベースに、次のセクションではトレーディングロジックとリスク特性をさらに分解し、「どのような条件のときにロットが増え、どのような値動きでドローダウンが発生しやすいのか」を掘り下げていきます。

トレーディングロジックとリスク特性

基本コンセプト:ゴールドのトレンドフォロー型EA

開発者の説明によると、GoldSkyはゴールド(XAUUSD)のトレンド方向にエントリーするデイトレード型EAです。チャートは1分足(M1)を使用し、ローソク足パターンに加えて、移動平均線、ADX、Force Indexなどのインジケーターを組み合わせて相場の方向性と勢いを判断します。

具体的には、上昇トレンドと判断した局面では買い(ロング)、下降トレンドと判断した局面では売り(ショート)を中心にエントリーし、大きなレンジ相場や逆行が続く場面をできるだけ避ける設計になっています。ポジションは新しいバーの始値でエントリーするため、ヒゲの途中で飛びつくというよりも、「足が確定したタイミングで次の一手を出す」タイプのロジックです。

GoldSkyのフォワード履歴をM5チャート上にプロットした画像。白い矢印が買い、赤い矢印が売りで、トレンド方向に連続してエントリーと決済を繰り返し、一部では損失後にロットを増やしている様子が見える。
GoldSkyのフォワード取引をM5チャートで俯瞰した図。上昇・下降トレンドに沿って連続して売買を行い、一部の局面では損失後にロットを増やすことで利益回復を狙うトレードクラスターが形成されているのが分かります。

エントリーと決済:固定ストップ+トレーリングで利益確定

GoldSkyは、すべてのトレードに明確なストップロス(損切り幅)を設定することが特徴です。開発者によれば、ゴールド価格で約20ドル前後の固定ストップを基本とし、相場が想定した方向に伸びた場合はトレーリングストップで利益を追いかけます。

このため、1回の勝ちトレードは比較的小さめの利益で終了することが多く、チャート上では「トレンド方向にエントリー→短時間で決済」を繰り返している様子が確認できます。一方で、想定と逆方向に大きく動いた場合には、設定されたストップまで引き付けてから損切りとなるため、1回の負けトレードは勝ちトレード数回分に相当する損失になることもあります。

負けの後にロットを増やす“マーチン的”なリスク管理

開発者は「グリッドやマーチンゲールは使っていない」と説明していますが、実際のフォワード履歴をチャート上にプロットしてみると、損失が出た直後のトレードでロットサイズを大きく引き上げる挙動が確認できます。

GoldSkyのフォワード履歴をM1チャート上にプロットした画像。白い矢印が買い、赤い矢印が売りを示し、トレンド方向に1.00ロットでエントリーした後、損失のあとに4.00ロットへロットを増やしている様子が表示されている。
GoldSkyのフォワード取引をM1チャートに表示した例。基本的にはトレンド方向に1.00ロットでエントリーしつつ、損失のあとに4.00ロットへロットを増やす“マーチン的”な挙動が確認できます。

例えば、通常は1.00ロットで連続して売買を行っている場面でも、連敗のあとに4.00ロットでエントリーし、そのトレードが負けると一度に大きな損失を計上するケースがあります。これは、典型的な「倍々ゲーム」のマーチンゲールのように、直前までの損失を一度に完全に取り戻すことを目的としたロット増加ではありませんが、「負けた後にロットを増やして回復を早めようとする」という意味では、明らかにマーチン的なリスク特性を持っています。

このロット増加は、連敗が短く終わっているうちは高い勝率と相まって資産曲線を大きく押し上げますが、相場がかみ合わない局面で増えたロットのまま連続して損切りになると、一度に数百〜数千ドル規模の損失を出す可能性があります。この点が、GoldSkyを利用するうえで最も注意すべきリスクです。

トレーディングロジックから見た向き・不向き

トレンド方向に素直に乗るロジックと、高勝率を支えるマーチン的なロット調整は、うまくハマっている間は非常に魅力的な成績を生み出します。その一方で、「逆行が続く局面」「短時間で上下に大きく振れる局面」では、増加したロットでの損切りが重なり、残高の変動幅が一気に大きくなるリスクがあります。

したがって、このEAは以下のようなトレーダーに向いていると言えます。

・トレンドフォロー型のゴールドEAで、日中のデイトレ中心の運用をしたい人
・高勝率と引き換えに、たまに大きめの損失が出るリスクを理解・許容できる人
・ロットを上げすぎず、あくまで「口座残高に対して余裕を持ったサイズ」で運用できる人

逆に、「常に一定ロットで安定して増えるEA」を求めている人や、「一度の大きなドローダウンも避けたい」と考えるタイプのトレーダーには、GoldSkyのリスク特性はややストレスになる可能性があります。ロットをどの水準に抑えるかが、このEAと付き合ううえでの最大のポイントと言えるでしょう。

総合評価・まとめ

GoldSkyの長所

  • 約2年のフォワード運用で、口座残高を大きく増やしてきた実績がある(2025年12月時点)。
  • トレンド方向に素直にエントリーするロジックで、チャート上の挙動が比較的分かりやすい。
  • 全トレードにストップロスが設定されており、無制限にポジションを放置するタイプではない。
  • M1ベースのデイトレ型で、オーバーナイトを基本的に避けるため、日中のみの運用と相性が良い。
  • バックテストでも20年間を通じて、緩やかな右肩上がりの残高曲線を維持している。

注意点・リスク要因

  • 勝率は高い一方で、1回の負けトレードの損失額が勝ち数回分に相当する「高勝率・大損あり」型の損益構造。
  • 損失のあとにロットを増やす“マーチン的”な資金管理が組み込まれており、連敗や急変動が重なると一度に大きな損失が発生し得る。
  • 典型的なマーチンのような倍々ゲームではないが、負けたあとにロットを上げるという性質上、ロットを上げすぎると口座へのダメージも一気に大きくなる。
  • フォワード・バックテストとも、数百〜数千ドル単位のドローダウンが発生する局面があり、「絶対に大きくは負けたくない」という人にはストレスになりやすい。
  • 実際の成績はブローカーのスプレッドや約定品質に大きく左右されるため、条件の悪い口座では公表成績の再現が難しい可能性がある。

どんなトレーダーに向いているか

  • ゴールドのトレンドフォローEAで、高勝率かつデイトレ中心の運用をしたい人。
  • 「コツコツ勝ちつつ、ときどき大きめに負ける」タイプのリスク特性を理解・許容できる人。
  • 資金に対してロットを抑え、口座が耐えられる範囲で運用できる人(欲張ってロットを上げすぎない人)。

総評(2025年12月時点の見解)

現時点のGoldSkyは、「トレンドフォロー+損失後のロット増加」で高い勝率と見栄えの良い資産曲線を実現しているEAと言えます。一方で、その裏側にはマーチン的なリスクがはっきり存在しており、相場環境がかみ合わない局面では、これまで以上のドローダウンが出る可能性も否定できません。

うまく付き合うには、「ロットは欲張りすぎない」「最大どのくらいの損失額まで許容するかを事前に決めておく」ことが重要になります。本記事のフォワード・バックテスト分析を参考に、自分のリスク許容度や運用スタイルと照らし合わせながら、「どのロット・どの口座なら許容できるか」を慎重に検討するのがおすすめです。

なお、本レビューはあくまで2025年12月時点のデータに基づくものであり、今後のマーケット環境次第で成績や評価が大きく変わる可能性があります。実際の運用にあたっては、最新のフォワード成績を随時チェックしながら判断するようにしてください。

Author of this article

Tetsushi O-nishi

FX市場のシステムトレーダー/MQL5プログラマー/EA(自動売買システム)開発者
2021年からEAの開発を開始。数々の戦略を構築→バックテスト検証し、堅守性(ロバストネス)を重視した開発を行う。自作EAを10個以上リアルアカウントで運用中。

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